今では、男性も美容を意識してスキンケアを行うことが当たり前になってきています。そのため、メンズ化粧水の種類も増えてきました。では、男性は化粧水をどうやって選べばよいのでしょうか?そこで今回は、男性の化粧水の選び方についてご紹介します。
男性の肌の特徴
一般的に、男性の肌は女性に比べて、水分量が60~70%程度と少ない、皮脂量が2倍前後多いという特徴があります。
そのため、男性は毛穴が目立ちやすい傾向にあります。
また、男性は、女性ホルモンが分泌されないので、女性の肌に比べると柔らかさに欠けています。
だから、メンズ向けの化粧水の選び方は、しっかりと保湿ができること、過剰な皮脂のコントロールができることを意識して選びましょう。
しかし、肌質は人それぞれなので、まずは自分自身の肌質を知ることが大切です。
さらに、男性も女性と同じく、水分量、皮脂量、セラミドやコラーゲンなど若さにとって必要なさまざまな成分が、年齢とともに減少します。
だから、男性も、年齢を重ねれば重ねるほど、良質なエイジングケア化粧品成分を使った化粧水を選ぶことが必要です。
また、男性のスキンケアは、水溶性成分がほとんどの化粧水だけでは水分の蒸発を防ぐ油溶性成分が不足して、保湿が十分でない場合もあります。
男性であっても、冬場や肌状態で、美容液や保湿クリームを使う必要性があります。
男性の化粧水の選び方
男性も、肌悩みや肌質、年齢や肌老化の状態を考えて化粧水を選ぶことが大切です。
乾燥肌、インナードライ肌、混合肌の場合は、保湿力を重視して化粧水を選ぶことがポイントです。
保湿力の高い成分の代表はセラミドですが、セラミドは油溶性の成分のため、化粧水にはあまり高濃度で配合されることはありません。
ただし、ユズセラミドやグルコシルセラミドは水溶性なので化粧水とも相性のよい成分です。それ以外のおすすめの保湿成分は、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどです。
敏感肌の場合は、より優しい化粧水がおすすめなので、アルコールなど刺激がある成分は避けましょう。
また、化粧水だけでなく乳液や保湿クリームを使うことをおすすめします。
脂性肌の場合には、皮脂の分泌をコントロールし、抗酸化やコラーゲンの生成を促すなど、さまざまな作用を持つビタミンC誘導体配合の化粧水がおすすめです。
ビタミンC誘導体の中でも、従来のビタミンC誘導体よりも浸透力がある両親媒性ビタミンC誘導体APPS、セラミドを増やす3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸がおすすめです。
ただし、ビタミンC誘導体は、刺激があるので、敏感肌や乾燥がきつい場合は避けたほうがよいでしょう。
男性のエイジングケアにおすすめの成分は、水溶性のアミノ酸誘導体のナールスゲンです。
コラーゲン、エラスチン、HSP47の生成をサポートします。
また、表皮の角質層で抗酸化成分グルタチオンを増やしたり、紫外線によるダメージから線維芽細胞を守り光老化を抑制するはたらきもあります。
さらに、シミを防ぐヒートショックプロテイン70やヒアルロン酸の産生を増やすこともわかってきました。
刺激性もなく、化粧水となじみがよいので男性のエイジングケア化粧水でもおすすめの成分です。
ほかにも化粧水と相性のよいエイジングケア化粧品成分には、ナイアシンアミド、フラーレン、アスタキサンチン、プラセンタエキス、ビタミンE誘導体などがあります。
まとめ
男性が化粧水を選ぶためには、肌についての知識や化粧水の知識を身につけ、自分の肌質や肌状態、化粧品成分のはたらきを知ることが大切です。
自分に合った化粧水で、男性もエイジングケアを心がけましょう。